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この記事の要点

先に、全体像をつかむ

2025年12月に都市計画が決定した下関北九州道路。参考図面の送付から地元説明会、縦覧、都市計画審議会、正式な告示まで、計画決定の流れを分かりやすくご紹介します。

  1. 下関北九州道路の都市計画手続きとは

    都市計画手続きは、道路の位置や規模などを都市計画として定めるために行われる一連の手続きです。

  2. 2024年5月、都市計画の参考図面が送付される

    下関北九州道路の都市計画手続きが本格的に始まった大きな節目が、2024年5月10日です。

  3. 彦島を含む地域で地元説明会を開催

    参考図面の送付後、2024年5月30日から6月2日にかけて、下関北九州道路に関する地元説明会が開催されました。

下関北九州道路はどう決まった⁠?都市計画決定までの流れを分かりやすく解説

彦島と北九州市を結ぶ下関北九州道路の都市計画手続きと計画ルート
下関北九州道路の都市計画決定までの流れを、彦島〜北九州市小倉北区のルートとあわせてイメージ化

2025年12月23日、下関市彦島と北九州市小倉北区を結ぶ「下関北九州道路」の都市計画が決定されました。

大規模な道路計画は、行政がルートを決めてすぐに工事へ進むものではありません。

下関北九州道路についても、都市計画の参考となる図面の作成、地域住民への説明、計画内容の公開、意見を受け付ける手続き、都市計画審議会での審議など、複数の段階を経て正式な決定に至りました。

この記事では、下関北九州道路が都市計画決定されるまでの流れと、それぞれの手続きが持つ意味を分かりやすくご紹介します。

下関北九州道路の都市計画手続きとは

都市計画手続きは、道路の位置や規模などを都市計画として定めるために行われる一連の手続きです。

下関北九州道路では、国、山口県、福岡県、下関市、北九州市が連携して調査や検討を行い、その内容をもとに山口県と北九州市がそれぞれ都市計画手続きを進めました。

山口県側では、主に次のような流れで手続きが進められています。

2024年5月10日都市計画の参考となる図面を送付
2024年5月30日〜6月2日地元説明会を開催
2024年7月31日・8月1日都市計画原案の説明会を開催
その後原案の縦覧、公聴会に関する手続き
続いて都市計画案の縦覧、意見書の受付
2025年11月19日山口県都市計画審議会で審議
2025年12月23日都市計画決定を告示

一つひとつの手続きを重ねながら、計画内容の確認と地域への説明が進められました。

2024年5月、都市計画の参考図面が送付される

下関北九州道路の都市計画手続きが本格的に始まった大きな節目が、2024年5月10日です。

この日、国の中国地方整備局と九州地方整備局、山口県、福岡県、下関市、北九州市から、都市計画の参考となる図面が山口県と北九州市へ送付されました。

この段階で送付された図面は、工事に使用する詳細な設計図ではありません。

道路のおおよその位置や構造など、都市計画手続きを始めるための参考となる内容を示したものです。

山口県と北九州市は、この参考図面をもとに、それぞれの地域で都市計画決定に向けた手続きを進めることになりました。

彦島を含む地域で地元説明会を開催

参考図面の送付後、2024年5月30日から6月2日にかけて、下関北九州道路に関する地元説明会が開催されました。

山口県の公式ページでは、説明会で使用された配布資料が公開されており、計画の背景や道路の必要性、ルート、構造などを確認できます。

説明会は、計画内容を一方的に知らせるだけのものではありません。

地域の方が、次のような内容を知るための重要な機会です。

  • どのような道路が計画されているのか
  • 彦島のどこを通る予定なのか
  • なぜ新しい道路が必要なのか
  • 地域の暮らしや環境にどのような影響があるのか

彦島は、下関北九州道路の山口県側の起点や海峡横断部に関係する地域です。

そのため、道路への期待だけでなく、周辺道路の交通量、生活道路の安全、騒音、景観などについても、地域の立場から考えていく必要があります。

都市計画原案の説明会

地元説明会の後、より具体的な都市計画原案がまとめられました。

山口県は、2024年7月31日と8月1日に、都市計画原案の説明会を開催しています。説明会で配布された資料も、山口県の公式ページから確認できます。

「参考となる図面」の段階から、正式な都市計画の原案へ進んだことで、道路の位置や規模などについて、都市計画として定めるための内容が整理されていきました。

原案説明会は、計画が正式に決定される前に、その内容を住民や関係者へ説明するためのものです。

都市計画原案の縦覧

原案説明会の後には、「都市計画原案の縦覧」が行われました。

縦覧とは、計画書や図面などを一定期間公開し、住民や関係者が内容を確認できるようにする手続きです。

説明会に参加できなかった場合でも、公開された資料を通して、計画内容を確認する機会が設けられます。

山口県の公式ページでは、下関北九州道路について、都市計画原案の縦覧手続きが完了したことが公表されています。

公聴会に関する手続き

都市計画原案の段階では、公聴会に関する手続きも行われました。

公聴会は、住民や利害関係者などが、都市計画の原案に対して意見を述べる機会を設けるための制度です。

下関北九州道路についても、公聴会に関する手続きが進められ、山口県の公式ページでは、この手続きが終了したことが案内されています。

道路計画のように地域への影響が大きい事業では、計画を公開し、地域から意見を聴くための機会を設けることが大切です。

都市計画案の縦覧と意見書の受付

原案に関する手続きが進んだ後、都市計画として決定する予定の内容をまとめた「都市計画案」が作成されました。

この都市計画案についても縦覧が行われ、計画内容が一般に公開されています。

あわせて、都市計画案に対する意見書の受付も行われました。山口県は、都市計画案の縦覧と意見書の受付が終了したことを公表しています。

都市計画原案と都市計画案は、似た言葉ですが段階が異なります。

原案は、計画内容を整理して地域へ説明し、意見を聴く段階です。

その後、必要な手続きや検討を経て、都市計画として決定する内容をまとめたものが都市計画案です。

山口県都市計画審議会で審議

2025年11月19日には、第180回山口県都市計画審議会が開催されました。

審議会では、下関都市計画道路の変更と、下関北九州道路に関する環境影響評価書について審議されています。

山口県の発表によると、いずれの議案も「原案のとおり適当」と認められ、知事へ答申することが決まりました。

都市計画審議会は、都市計画に関する重要な事項について、専門的な視点を含めて審議する場です。

説明会や縦覧、意見書の受付などを経てまとめられた計画案が、都市計画として適切かどうか確認されました。

2025年12月23日、都市計画が正式決定

都市計画審議会での審議などを経て、2025年12月23日に下関北九州道路の都市計画決定が告示されました。

山口県の道路建設課のページでも、令和7年12月23日に都市計画が決定されたことが明記されています。

これにより、長年にわたって検討されてきた下関北九州道路は、都市計画上の位置づけが正式に定められました。

山口県都市計画審議会で審議された下関都市計画道路の変更についても、告示日は2025年12月23日とされています。

都市計画決定は「開通決定」ではない

都市計画決定は、下関北九州道路の実現に向けた非常に大きな前進です。

ただし、都市計画が決定したからといって、すぐに工事が始まるわけではありません。

都市計画決定は、道路の位置や規模などを都市計画として定める段階です。

今後は、事業の進め方や費用負担、測量、地質調査、詳細設計、関係機関との調整など、さらに多くの検討や手続きが必要になります。

そのため、現段階では「開通時期が決まった」「工事開始が決まった」と捉えるのではなく、実現に向けた大きな手続きの一つが完了したと理解することが大切です。

彦島にとって都市計画手続きを知る意味

下関北九州道路は、彦島を経由して下関市と北九州市を結ぶ計画です。

道路が完成すれば、交通の利便性、防災、物流、観光、地域間交流など、さまざまな効果が期待されます。

一方で、周辺の交通環境や暮らし、景観、自然環境などへの影響についても確認していく必要があります。

計画がどのような手続きを経て決定され、今後どの段階へ進むのかを知ることは、彦島の未来を地域で考えるための第一歩です。

「すでに決まったことだから」と距離を置くのではなく、公開される情報を確認し、地域にとって必要なことを考え続けることが大切です。

今後も分かりやすい情報発信を

下関北九州道路の資料には、都市計画、環境影響評価、道路構造など、専門的で難しい言葉も多く使われています。

彦島活性化推進協議会では、国や山口県、下関市、北九州市などが公表する情報を確認しながら、下関北九州道路の進捗や彦島との関わりについて、地域の皆さまへ分かりやすくお伝えしてまいります。

道路の完成だけを目的とするのではなく、下関北九州道路を彦島の暮らしや産業、観光、地域の未来へどのようにつなげていくか。

地域の皆さまとともに考え、活動を進めていきます。

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よくある質問

下関北九州道路の都市計画は、2025年12月23日に決定・告示されました。都市計画審議会などの手続きを経て、道路の位置や規模が都市計画上に定められています。

ルートなどに関する地元説明会は、2024年5月30日から6月2日に開催されました。その後、2024年7月31日と8月1日には、都市計画原案の説明会も行われています。

都市計画決定は、道路の基本的な位置や規模を定める手続きです。事業化、測量、地質調査、詳細設計などが必要になるため、都市計画決定と工事開始は同じではありません。

都市計画原案の説明会や縦覧、公聴会に関する手続き、都市計画案の縦覧、意見書の受付などが行われました。

主な引用元・参考資料

※計画内容や検討状況は今後変更される可能性があります。最新情報は国土交通省・山口県・下関市・北九州市の公表資料をあわせてご確認ください。

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