彦島はどこ?下関駅からバス・車で行く方法と3本の橋

彦島(ひこしま)は、山口県下関市の最南端に位置する島です。関門海峡と響灘に囲まれていますが、本土側とは関彦橋・彦島大橋・水門橋の3本で結ばれているため、船に乗らず、路線バス・車・自転車・徒歩で行くことができます。
初めて訪れる方の起点にしやすいのはJR下関駅です。彦島は南北・東西に広く、行き先によって利用するバスや橋が変わります。先に「彦島のどこへ行くか」を決めておくと、迷いにくくなります。
彦島はどこにある?
彦島は下関市中心部の南西側、関門海峡の西の入口にあります。下関市の公式情報では、面積は11.26平方キロメートル、人口は22,240人(令和7年2月末現在)です。
島の沿岸部には造船・化学工業などの事業所が集まり、天然ふぐの取扱いで知られる南風泊(はえどまり)市場を中心に水産業も発達しています。老の山公園や彦島八幡宮、下関漁港閘門など、自然・歴史・産業を身近に感じられる場所もあります。
| 所在地 | 山口県下関市の最南端 |
|---|---|
| 本土側からの移動 | 関彦橋・彦島大橋・水門橋を通る陸路 |
| 公共交通 | JR下関駅からサンデン交通の路線バス |
| 主な行き先 | 江の浦、本村、老の山、西山、竹の子島、田の首、塩浜など |
| 代表的な見どころ | 彦島八幡宮、老の山公園、南風泊市場、下関漁港閘門 |
彦島は島でも、フェリーは必要ありません
「彦島」という名前から、船で渡る離島を想像する方もいるかもしれません。現在の彦島は3本の橋で下関市街地と結ばれており、日常の通勤・通学や買い物も陸路が中心です。
JR下関駅と彦島の各地区を結ぶ路線バスが運行され、車でも市街地からそのまま橋を渡れます。観光で訪れる場合も、まず下関駅まで鉄道で移動し、そこからバスやタクシー、レンタカーを使う方法が分かりやすいでしょう。
彦島のすぐ沖にある巌流島へは連絡船を利用します。彦島そのものへ行く場合と、巌流島へ渡る場合は交通手段が異なります。
JR下関駅から彦島へ路線バスで行く方法
公共交通で彦島へ向かう場合は、JR下関駅前からサンデン交通の「関彦線」を利用します。2026年3月16日改正の公式時刻表では、下関駅7番のりばから、71系統「本村経由 竹の子島」や73系統「荒田経由 竹の子島」などが運行されています。
このほか、彦島営業所、福浦本町、弟子待などへ向かう系統もあります。同じ「彦島方面」でも経由地と終点が異なるため、系統番号だけでなく、降りたい停留所を先に確認することが大切です。
- 老の山公園方面へ行く場合:本村・老の山公園口を通る系統を確認
- 彦島八幡宮や西山方面へ行く場合:西山・東圧正門前方面を通る系統を確認
- 江の浦・田の首・塩浜方面へ行く場合:彦島営業所方面の経由地を確認
- 竹の子島方面へ行く場合:71系統または73系統など、経由地の違いを確認
下関駅から島内までの所要時間は、降車する地区や経由地によって大きく変わります。駅に近い地区なら短時間で到着しますが、西山や竹の子島など島の奥へ向かう場合は20分前後かかる便もあります。乗車前に、サンデン交通の最新時刻表と停留所名をご確認ください。
車で行く場合は、目的地に合わせて橋を選ぶ
車で彦島へ向かうときは、出発地と島内の目的地によって使いやすい橋が変わります。下関駅や市中心部から江の浦・本村・西山方面へ向かう場合は関彦橋、国道191号側から島の北西部へ向かう場合は彦島大橋が主な選択肢です。
カーナビでは「彦島」だけを目的地にせず、彦島支所、老の山公園、彦島八幡宮など、実際に訪れる施設名を設定してください。島内には住宅地や事業所が広がり、場所によって入口となる橋も走行時間も異なります。
| 下関駅・市中心部から | 関彦橋を通る経路が分かりやすい |
|---|---|
| 国道191号・下関市北西部から | 彦島大橋を通る経路が選ばれやすい |
| 本村町・大和町の間を移動 | 水門橋を利用できる時間帯を事前に確認 |
| 北九州市方面から | 関門橋または関門トンネルで下関市へ入り、島内の目的地まで移動 |
彦島と本土を結ぶ3本の橋
下関市の公式ページでは、彦島は3本の橋で本土と結ばれていると案内されています。それぞれの橋は、位置も役割も同じではありません。
関彦橋|下関駅・市中心部側からの入口
関彦橋は、下関駅に近い大和町側と彦島側を結ぶ橋です。駅前から彦島へ向かう路線バスの多くがこの周辺を通り、下関市中心部から島へ入る分かりやすい経路になっています。
彦島大橋|国道191号側から島の北西部へ
彦島大橋は、下関市北西部と彦島を結ぶ大きな橋です。老の山公園や西山方面へ向かう際、出発地によっては関彦橋経由より使いやすい場合があります。橋の周辺は風の影響を受けることもあるため、悪天候時は道路情報を確認してください。
水門橋|船が通るときに車両通行が止まる橋
水門橋は、彦島本村町と大和町を結ぶ橋です。下関漁港閘門を利用して1982年に供用が始まり、関彦橋の交通混雑を緩和する役割を担ってきました。
船舶の航路上にあるため、船が通る時間帯は自動車が通行できません。日曜日・祝日は原則として終日車両通行が可能ですが、平日などは通行できる時間が区切られています。歩行者は専用通路を原則終日利用できますが、放流作業などで通れない場合があります。

水門橋の通行時間は変更される場合があります。利用前に、下関市「市道彦島本村町36号線(水門橋)の自動車通行について」で最新情報をご確認ください。
徒歩・自転車でも彦島へ行けます
関彦橋や彦島大橋を利用し、徒歩や自転車で彦島へ入ることもできます。ただし、彦島は面積11平方キロメートルを超え、目的地によっては橋を渡った後も距離があります。
徒歩の場合は、下関駅から島内のどこまで歩くのかを地図で確認し、帰りのバス停もあわせて調べておくと安心です。自転車の場合は橋の勾配、車の交通量、海沿いの風に注意し、夜間はライトを点灯してください。
初めて彦島を訪れるときの行き先選び
彦島を初めて訪れる方は、目的に合わせて行き先を一つか二つに絞ると回りやすくなります。
- 彦島の歴史や地域の概要を知る:彦島支所周辺、彦島八幡宮
- 海と夕景を楽しむ:老の山公園、彦島西山方面
- 水産業を知る:南風泊市場周辺(卸売市場のため、一般見学の可否は事前確認が必要)
- 下関ならではの土木施設を見る:下関漁港閘門・水門橋
- 下関市街地の観光と組み合わせる:唐戸市場、海響館、赤間神宮などと一日で巡る
彦島は、ひとつの観光施設だけを目指す場所というより、海辺の景色、暮らし、産業、歴史が近い距離に重なる地域です。移動手段を先に決めておくと、島の個性を落ち着いて感じられます。
現在のアクセスと、下関北九州道路が描く未来
現在、彦島から北九州市へ車で向かう場合は、いったん下関市街地側へ移動し、関門橋または関門トンネルを利用します。彦島と北九州市小倉北区を直接結ぶ計画が「下関北九州道路」です。
この道路が整備されれば、彦島は下関市街地への玄関口であるだけでなく、本州と九州を結ぶ新たな結節点になることが期待されています。一方、具体的な道路構造や整備の進め方は、国や自治体の公表情報を継続して確認する必要があります。
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彦島への行き方を一言でまとめると
彦島は、山口県下関市の最南端にある、橋で行ける島です。公共交通ならJR下関駅から彦島方面の路線バス、車なら目的地に応じて関彦橋または彦島大橋を使うのが基本です。
「島だから船が必要」と考える必要はありません。ただし、彦島は地区ごとに距離があり、水門橋には車両通行できない時間帯があります。訪れる施設名と最新のバス・道路情報を確認してから出発すると、安心して彦島を巡れます。
よくある質問
彦島は山口県下関市の最南端、下関市中心部の南西側にあります。関門海峡と響灘に囲まれた島ですが、3本の橋で本土側と結ばれています。
船は必要ありません。関彦橋・彦島大橋・水門橋を通って、路線バス、車、自転車、徒歩で行けます。彦島のすぐ沖にある巌流島へ渡る場合は、別途連絡船を利用します。
サンデン交通の関彦線を利用します。71系統「本村経由 竹の子島」、73系統「荒田経由 竹の子島」、彦島営業所方面など複数の系統があるため、目的地に最も近い停留所と最新時刻表を確認してください。
島内の目的地と経由地によって異なります。下関駅に近い地区は短時間で到着しますが、西山や竹の子島などへ向かう便は20分前後かかる場合があります。待ち時間を含め、余裕を持った計画がおすすめです。
下関駅・市中心部側からは関彦橋、国道191号・市北西部側からは彦島大橋が主な経路です。水門橋は本村町と大和町を結びますが、船舶の通航に伴い車両通行できない時間帯があります。
同じ島ではありません。巌流島の正式な住所は下関市大字彦島字船島で、彦島のすぐ沖にありますが、訪れる際は唐戸などから連絡船を利用します。
主な引用元・参考資料
- 下関市「彦島の概要」
- サンデン交通「関彦線(西山方面)時刻表・2026年3月16日改正」
- サンデン交通「のりば案内 下関駅」
- 下関市「市道彦島本村町36号線(水門橋)の自動車通行について」
- 彦島八幡宮「交通アクセス」
- 国土交通省「下関北九州道路の検討状況」
バスの系統・時刻、道路の通行条件は変更される場合があります。本記事は2026年7月31日に確認した公開情報をもとに作成しています。お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
